現在、東京都美術館で開催されている「若冲展」の人気が凄いことになっているみたいですね。
ネットには、目を疑うような行列報告が寄せられており、
何らかの改善策を求める声があがっています。
「若冲展」は、江戸時代中期の画家
伊藤若冲の生誕300年を記念して開かれている展覧会です。
動植物を繊細かつカラフルに描く一方、
ユーモラスな表現も多い若冲は、
日本よりもむしろ海外で高く評価されてきたようですが、
近年にわかに日本でも注目され始め、
“若冲ブーム”といっても過言ではないほど
人気が高まっています。
今回の展覧会は、若冲の初期から晩年までの代表作89点が集結。
若冲が京都・相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と
「動植綵絵」30幅が初めて東京で一度にお披露目される
とあって、その混雑ぶりはもはや異常事態といえるほど。
ツイッターの現場報告を見ると、
「若冲展の待機列。
公園入口の交番近くに、210分待ちの看板が出てました…」
(5月16日)
「平日、雨の天気で260分待ちの若冲展、すごすぎる」
(5月17日)
など、「雨」「平日」といった条件も無関係に
待ち時間は伸び続け、65歳以上が無料となる
「シルバーデー」(毎月第3水曜日)の5月18日には、
「10:45現在でついに320分待ち!!」
「若冲展、本日、シルバー無料デイだけど、
一時、入場320分待ちって、一体、何なの?
5時間20分待ちは凄い!」
と、ついに5時間超えを記録。
あまりの待ち時間の長さに、ツイッターには、
「待ってる間に映画2本観られるのか」
「えーと若冲展は『待ち時間の長さで世界記録を作ろう!』
的なキャンペーンでもおこなわれているのでしょーか…?」
「ネットをしていない老人層に若冲展の混雑を知らせるには、
もう、朝のnhkニュースの画面隅に
『若冲展昨日の最大待ち時間240分』って出すしかない」
と、驚きの声が寄せられています。
そして一方では、
「ただ並ばせず、時間制整理券など配って近隣に客を放つ方が
経済貢献するだろうに」
「整理券を出して、国立西洋美術館を見に行ってもらったり、
すぐ近くにある東京国立博物館に行ってもらえばいいのに」
「何時間もただ突っ立って待ってるとか苦行かよ。
整理券でももらってその間他の展示見ててもらうなり
周囲のお店で時間潰してもらうなりしたほうが
みんな幸せなのでは」
など、運営側に何らかの対策を求める声もあがっています。
まぁ、ここまで混むとは思いもしなかったんでしょうね。
ただ、ただでさえ気温が上がり始めているこの時期に
ただ外で待たせるような状況が続くのは避けるためにも、
整理券なりなんなり、
状況を打開できるような対策を始めてほしいですよね。