国立西洋美術館 7月にも世界遺産登録へ 東京都内初の世界遺産に

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東京・上野の国立西洋美術館などフランス人の建築家、

ル・コルビュジエが設計した7か国、

17の建物についてユネスコの諮問機関は

「世界中に現代の建築の基盤を広めた」と評価し、

「世界遺産に登録することがふさわしい」

とする勧告をまとめました。

これを受けて国立西洋美術館は今年7月にも

正式に世界文化遺産に登録される見通しとなりました。

 

 

国立西洋美術館はフランス政府から寄贈返還された

松方コレクション(印象派の絵画およびロダンの彫刻を

中心とするフランス美術コレクション)

を基礎に、西洋美術に関する作品を

広く公衆の観覧に供する機関として、

1959(昭和34)年4月に発足しました。

以来、広く西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館として、

展覧事業を中心に、西洋美術に関する作品および資料の収集、

調査研究、修復保存、教育普及、

出版物の刊行等を行っています。

 

 

東京・上野にある国立西洋美術館は

「近代建築の巨匠」と呼ばれたフランス人の建築家、

ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建物です。

 

 

日本やフランスなど7か国は、

コルビュジエが20世紀の世界中の建築や都市計画に

大きな影響を与えたとして、

世界文化遺産への登録を目指し合わせて17の建物を

共同で推薦しています。

これを受けて検討を続けてきたユネスコの諮問機関、イコモスは

「世界遺産に登録することがふさわしい」

とする勧告をまとめました。

イコモスの勧告は世界遺産に登録するかどうかの最終判断に

大きな影響を与えることから、

国立西洋美術館は今年7月にトルコで開かれる

ユネスコの世界遺産委員会で

正式に登録される見通しとなりました。

 

 

文化庁によりますと、勧告では

「新たな建築のコンセプトを革新的な形で示し、

世界中に現代の建築の基盤を広めた」

などと評価していて、

なかでも国立西洋美術館については

耐震対策がしっかり行われていることや

地元の人たちが世界遺産登録を強く支持していること

などが評価されたということです。

 

 

日本の世界遺産は文化遺産と自然遺産合わせて19件ありますが

他国との共同推薦で登録されるのは初めてで、

東京都内の世界文化遺産は初めてとなります。

また、複数の大陸にまたがる

初めての世界遺産になるということで、

今後は7か国が集まる会議を定期的に開いて

保全管理の在り方などを協議することにしています。

 

コルビュジエの作品はこれまで2度にわたって

世界遺産への登録が見送られてきたことから、

文化庁の担当者は

「ここまで来るのは長かったが、建物の普遍的な価値を

強く打ち出すなど戦略を見直したことで

今回の勧告に結びついたと思う。

90点ぐらいの評価は受けられたのではないか」

と話していました。

 

 

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